【後編】小学生のサッカーチームとスクールを立ち上げる理由＠一宮市

健全に成長できる環境を提供したい！

スポーツの育成の現場は、日々進化しています。
私の父や母が子どもの時代には、
練習中に水を飲むことが禁止されていたり、体罰や暴言も当たり前の時代でした。

そこから時代は流れているものの、
大人の威厳で子どもを従わせる
という事の本質は
今もなお継承されてしまっていると思います。

スポーツの現場でも、
教育現場でも、
家庭の子育てでも･･･

自分たちがそうやって育ってきた･･･
という経験をもとに
自分も子どもに接している
ということが、
そういった行動につながっているのだと考えます。

大人の視線を気にしながら行動するのは健全な成長？

言う事を聞かなかった時にどんな反応をするか、

ミスをしたときにどんな反応をするか。

そういった反応を見て、
どういった行動をするかを決めます。

私たち大人でも、
ミスをして上司にめちゃめちゃキレられたら、キレられない行動をとりますよね。→ミスを隠す・嘘をつくなど

だって怒られたくないから。

そういった環境で過ごすと、
子どもたちは、
自分が行動をしたときに
大人がどう反応するのかを気にするようになります。

何をするにしても、
コーチの方をチラチラ、
お父さんの方をチラチラ。

もしかすると、
めっちゃ怒ったら、
その子の問題行動は出てこないかもしれません。

しかし、
それは怒られるのが嫌なだけで、
行動が改善したわけではありません。

そんな状態で、
果たして健全に成長することはできるのでしょうか？

活動回数は子どもの発達に適切？

1回の活動時間や年間のスケジュールは
子どもの発達にあっているのでしょうか？

身体の発達以上の
運動負荷がかかってしまうことで
・怪我の危険性が高まる
・身長が伸びにくくなる
・メンタル面の不安定

そんな悪影響が出てくることがわかっています。

練習・栄養・休息のすべてが身体を成長させるのに必要です！

いろんなスクールの掛け持ちで
週7日や週5日はサッカー。
土日も朝から晩まで。
お盆と年末年始も3～5日程度の休み。
夏休み・冬休みの長期休みこそ強化期間！

そんなスポーツクラブがとても多いのです。

スポーツは人生のほんの一部でしかありません。
プロサッカー選手になるのは、
ほんの一握り。

そこに少年期の大切な時間の
すべてを費やしてしまうことは、
とても危険なことです。

健全な成長をサポートしたい！

子どもが子どもらしく成長することがとても重要であると考えています。

大人が先回りして、
生きていくうえで
大切なこと伝えるのではなく、
活動を通して、
子どもたちが
大切なことを少しずつ見つけていく･･･

そんなイメージです。

子どもたちは夢を叶えるために
頑張っているだけなのに・・・

指導者の怖いコーチングや
設定ミス
(活動回数や時間がめっちゃ多いとか)
で
自発的に行動できなくなったり、
大人の目を気にするようになったり、
子どもの身長が伸びなくなっちゃったり、
怪我が多くなっちゃったりしたら、
心が本当に痛みます。

サッカーだけじゃなくて、
いろんな社会的な経験をしながら、
時には友達とけんかして、
多面的に、
楽しく成長していく環境を作りたいんです♪