皆さんこんにちは!
Football Community 一宮シティ(FC一宮シティ)のようたコーチです。
愛知県一宮市でサッカーチーム・サッカースクールを行っております!
このブログでは、
もっとサッカーが楽しくなるコツや
サッカーの考え方、
子どもと関わる時に大切にしていることを発信していきます♪
本日は育成論を少しお話させていただきます。
サッカーマシーンになっている子どもたち
現在は、子どもを取り巻く環境は本当にすさまじいものになっています。
DAZNでは海外リーグの映像がすぐに見れ、YouTubeではいろんな人のティーチング映像が見れ、身近にサッカー選手やトップレベルを感じれる環境になっています。
久保建英選手の幼少期は、こんなトレーニングをしてました!
とか、
うまくなるためにはこれをやるべき!
とか、
いろんな情報がありふれているからこそ、その取捨選択が難しくなっています。
その結果・・・
みんなそのレベルになろうと、小さいころから鍛錬しています。
チームのコーチや保護者の方から努力する事を課されている。
または、一緒に練習しよう!と保護者の方とのトレーニングが日課になっている。
そんな子が多く存在しています。
その結果、学校の宿題をするようにサッカーの練習している子を本当にたくさん目にします。
楽しいから、
好きだから、
ボールを蹴りたくて仕方がないから公園に来た!
って子はほとんどいなくて、
課題をたんたんとこなしていく子、
決められたメニューを練習する子、
そんな姿が印象に残っています。
サッカーがうまくなるためにプログラムされたマシーンのようになっています。
心を大切に
単純に考えるとわかりやすいのですが、
サッカー選手に
『本当は嫌だけど、うまくなるために嫌な努力をしよう!』
って考えている人はきっと一人もいないはずです。
だから、私たちも子どもたちに、
『嫌なこともうまくなるために努することも大切だよ!』
って伝えるのはかなりナンセンスです。
まずは、
上達することや、
努力の大切さなどを伝えるのではなくて、
興味あることを大好きになる関わりをすることが大切です。
自然とボールを持って公園に出かける。
そんな状態が理想で、そこに近づくための関わりを大人はする必要があります。
嫌なものは嫌でいいし、やりたいものはやろうね!というスタンスが必要です。
強制しないことがとても大切です。
翼くんがサッカー小僧!
サッカー小僧のイメージは、アニメキャプテン翼の翼くんです!
常に目をキラキラさせてボール追いかけるあの姿こそサッカー小僧です!
翼くんが保護者やコーチに、練習を強制されているところを見たことがありません。
翼くんは、日課とかではなく目を輝かせてボールを蹴って学校へ行くし、
顔面でブロックをするし、
練習もするし、試合もします。
この夢中の状態になるには、
心からサッカーを楽しむ体験を繰り返し積むことが重要になります。
どんなものでもいい。
サッカーを見てかっこいいと思うことでも、実際にやってみて楽しい!と思うことでも、ママとボールを蹴って楽しいと思うことでも。
やらされた努力ではなくて、誰かと一緒に楽しむこと以外にサッカー小僧になる方法はないのではないかな?と思います。
やらされているものも、短期間であればそれなりの効果があると思います。
しかし、長い目で見たときに、害になる可能性が多く眠っています。
もうあんなに頑張りたくない・・・
と思うようになり、サッカーをやめる原因になりかねないのです。
でもきっと、私たち大人は、いつまでも楽しそうに好きなことに向かって輝いている子どもが見たいのではないでしょうか?
そして、大人になっても好きなことに挑戦し続ける姿ではないでしょうか?
プロを目指して(目指させて)、そのためだけにサッカーをする(させる)なんて、まるでマシーンのようになってしまっていませんか?
本当に頑張りたい!
プロを目指したい!
そんな気持ちになったら全力で応援する。
それまでは、子どもたちの心を大切にしながら、たくさん回り道をさせてあげれるようにするのが私たち大人の役割だと思います。
回り道も、道草も、私たちの人生にはとっても必要なものです。
もっともっと気長に子どもたちが夢中になるその日を待ってみる。
そんな大人になりたい。
そんな指導者でありたい。
と強く実感しております。
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