1人1人に向き合ってサッカーの指導がしたい！

日本の習い事ビジネスの性質上、
サッカークラブのほとんどは、
より多くの選手を預かることが収益になります。

そうすると、1つのチーム(1学年)に30～40人の選手がいるということも少なくありません。
30～40人の選手にコーチが1人･･･なんていうことも珍しくありません。

30～40人の選手にコーチが1人では、選手ひとりひとりに向きあって指導することがとても難しくなってしまいます。

そして、試合に出られる人数は決まっているので、
チームに多くの選手がいることで
いつも試合に出る選手と、
いつも試合に出られない選手が決まってしまうこともあります。

試合で勝とうとすると、
うまい選手しか試合に出られない･･･
なんてこともあります。

サッカーを楽しみたい気持ちは、
みんな変わらないのに、
そういった補欠問題が沸き起こってしまいます。

十人十色

そして子どもたちひとりひとりは
性格も
得意なことも
発達の速度も
全く異なります。

集団の全員に同じことを
同じように要求するのではなく、
ひとりひとりに向き合うことが
サッカーをより楽しみ、
上達する上ではとても大切になります。

大人のサッカーであれば、
味方・敵それぞれ11人ずつの合計22人で試合を行います。
小学生では小学生用のコートやボールがあり、
人数も8人制と発達に応じて設定されています。

しかし、8人制というのはあくまでも
小学校高学年の発達にあったものであり、
小学校1･2年生が8人制をプレーすると、
全然ボールに触れない子がでてきたり、
身体の発達の早い子ばかりが活躍したり･･･と
様々な問題が生まれます。

小学校低学年の子たちには8人制のゲームは
とても複雑で難しいものなのです。

発達発育に応じた運動能力や
情報を処理する能力を踏まえたうえで、
何人制のゲームをするのか、
どんなボールを使うのか、
どんなことをトレーニングするのか、
どんな言葉をかけるのか･･･

そういったことこそが、
子どもたちがサッカーを心から楽しむためには
とても重要になります！

様々なチームで指導をさせていただき、
子どもひとりひとりが楽しみ、
たくさん成長できる環境を作りたいと思っています♪

最後に、スペインのビジャレアルで活躍される佐伯夕利子さんのブログでの一文をご紹介してお終わりたいと思います。

今シーズン2022/2023は、これまでの課題を技術委員会で更に検討し直した結果、小学生年代のリーグにいくつかの改善変更がなされた。
今日、新規約の通知を受け資料を読み込みながら、ふと自分の少女時代を思い出していた。

私は、近隣小学校３校で構成される大所帯の少年団でサッカーを始めた。2年生の1年間は女の子であることを理由に入団を許可されず、ひとり校庭の壁に向かってボールを蹴り続けた。3年生になってようやく特別に入団を認められ、寝ても覚めてもサッカーに明け暮れる小学生だった。

しかしそんな少女時代、私にとっては試合に出場できないことがあまりにもあたり前で（5年生か6年生の上手な男の子たちしか試合がなかった）、はじめは出たくて仕方がなかったはずなのに「わたしも試合に出たいなぁ」なんて欲望すら、いつのまに薄れていった気さえする。

でもいまさらながら、「あ～もっと試合に出たかったな～」とやっぱり思う。

とはいえ、試合出場機会や出場時間の均衡はスペインでも常に問題視されており、今季の改正ルールはその点に踏み込んだものとなっていたことは、朗報といえる。

（中略）

少なくとも、「ぼくも試合に出たい・・」なんて、寂しい思いをするこどもがいないように。

佐伯夕利子さんオフィシャルブログ PUERTA　CEROより引用

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FC一宮シティ

2023年4月　愛知県一宮市にて
新小学1年生・2年生サッカーチーム
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私の経験が少しでもお役立て頂ければと思います^^
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